
まだ1ヵ月も前でもないのですが、もう遠い昔のようです。千里阪急ホテル、1970年開館、2026年3月30日宿泊をもって閉館。その最後の晩の予約が取れたので、泊まってきました。いろいろな遠来のお客さんをここに泊めたけれど、食事や会合で何度も使ったけれど、自分が泊まったのは初めてです。地元のホテルというのは、そういうものでしょう。
数日前に「もう無理だろうな」と思いながらサイトを見ると、わずかに空室があるではありませんか。56年の歴史の最後に、空室があるというのはよくないです。少し高かったけれど、自分が埋めることにしました。1970年3月、万博直前にオープンした最初の部分…東館の部屋です。

千里阪急ホテルは何度も増築されていて、大きくは、最初に建ったのが大きくカーブした3階建の東館。1976年に宴会場などが増築され、1984年に建ったのが7階建の西館です(このほかにチャペルが2つありました)。日本経済の上り坂に合わせるように、後期になるほど「凝った造り」になっていきます。


部屋は、大きなカーブ部分の北側でした。当然ながら中廊下もカーブしています。東館の意匠はシンプルですが、何もかもカーブさせて造るというのはそれ自体が凝ったことです。部屋の中の天井もカーブが反映されています。

宿泊のしおり、パンフレット、朝食券、キー。僕が使うと、もうこれで最後です!温かみのある室内調度は「今風」ではないのでしょうね…キーもタッチ式ではありません(洗面器の水栓も水と湯が独立したタイプでした)。(つづく)
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ランドスケープの観点から「万博レガシー」を考える特集号。超豪華メンバーにまぜていただき、千里万博の近隣住民として60年にわたり変化を見てきた私の講演録も出ています。

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