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なぜかまたがるニュータウン(明舞団地)
- 2010/1/21
- 日本のニュータウン, 関西
- まちあるき, 行政
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既存市街地から外した場所に広い土地を取って建設されるニュータウンは行政区域をまたがってしまうことが多い…という考察を去年11月にシリーズ(この記事からこの記事まで)でお届けしましたが、ここ明舞団地でも、見事にまたがっていました。
団地の背骨ともいうべきメインストリートのセンターラインを挟んで、西が明石市、東が神戸市垂水区。歩道橋の向こうに写っているタウンセンターはこの大通りを挟んで両側にあるので、やはり行政区をまたいでいることになります。
この明舞団地では明石市の部分と神戸市の部分がほぼ「互角」で(だいたい名前からして千里で言うと「吹豊団地」って言ってるようなネーミングです)、こうまで見事に真っ二つだと、かえってまとまるんだろうか?…と思わせるぐらいです。
住民の足のバスも、明石市バスと神戸市バス(あと一社、山陽バス)が同じバス停に入っていて、明石市バスに乗ると明石駅に、神戸市バスに乗ると舞子駅に連れて行かれます。
コメント
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コメント (5)
公団は自らの役割として民間住宅地が進出しにくい県境に積極的に作るようにしていたと何かに書いてありました。
そして公団OBの方によると県がまたがる団地は特に燃えたそうです。なぜかは謎。
ええ?計画的にまたがらせていたんですか…!そういう目的意識の持ち方もあるのかと目からウロコですね。引き裂かれるほど燃える、みたいな…?いやしかし大概にしておかないと「高すぎるユニークな理想」は不便じゃないかと思いますが…。いっそ外国には、国をまたがってるニュータウンとか団地とかないでしょうかね?なんかありそうな気がしてきました。
わざとというわけじゃないと思いますが(笑)地勢的にはまとまっていて建てやすいけどたまたま行政区がまたがっているので開発されないところに、“ならばおれたちが民間に出来ないことを!”と公団がある種の使命感をもって乗り込んだというところでしょう。
高槻と茨木の市境に総持寺団地という団地があるのですがこの話を聞いて納得しました。こちらはまったく市境がわからない状態で建っています。
http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E7%B7%8F%E6%8C%81%E5%AF%BA%E5%9B%A3%E5%9C%B0&sourceid=navclient-ff&rlz=1B3GGGL_jaJP281JP282&ie=UTF-8
ヨシナガさんの資料の補足ですが、グーグルマップをみると、http://maps.google.co.jp/maps?hl=ja&q=%E7%B7%8F%E6%8C%81%E5%AF%BA%E5%9B%A3%E5%9C%B0&ie=UTF8&hq=%E7%B7%8F%E6%8C%81%E5%AF%BA%E5%9B%A3%E5%9C%B0&hnear=%E5%92%8C%E6%AD%8C%E5%B1%B1%E7%9C%8C%E5%B2%A9%E5%87%BA%E5%B8%82&radius=15000&ll=34.823701,135.587176&spn=0.001977,0.002897&z=18&iwloc=A&brcurrent=3,0x6000e2b13260e5ff:0x80578600681b2cbb,0
総持寺団地の11.10.21.23棟上に白い線(市境)がありますが、これは実際は市境がずれていて、茨木市は11.10.18.21.23棟、高槻市は19.20.24棟ときちんと分かれてるみたいです。ただし、同じ団地内で茨木市側と高槻市側では、共益費が違うみたいです。余談ですが(笑)
ほかにも「またがっている」大規模団地に行ってきました。近々レポートします。