「千里ニュータウンの設計に自転車道の発想はまったくなかった」…とコメント欄に書いて、いや待てよと。たしかに開発の時点ではなかったのですが、あとから造られた自転車道が…ありました!しかも藤白台に!
北千里駅前交差点から、千里2号線(千里けやき通り)の東側に沿って、北千里高校校門前まで…「自転車専用道」の標識もバッチリ出ています。たしかこの自転車道は、1997年の「なみはや国体」の時に北千里体育館が何かの会場になり、関連予算で整備したのだったと思います。それまでは、今、自転車用レーンとされている幅がただ「歩道」としてあったのですが、これを並行する山田川の上(写真右手)に張り出させて拡幅し、それまでの歩道部分を自転車道、拡幅した部分を歩道…というつもりで舗装の色を分けたんだろうなあこれは…。
でも実際はそんなふうに使われていないのですよ。この区間は駅から自転車通学する北千里高校の生徒が多く、歩行者と干渉して危ない…という問題を国体にことよせて解決しようとしたのだと思いますが、自転車の多くは東側に並行する市道を通ってしまい、この立派な自転車道も「幅の広い歩道」となっている感があります。(もちろんちゃんとこの自転車レーンを使っている生徒さんもいます。)
拡幅以前は歩道だった部分を自転車道としたことがわかりにくいし、自転車道と歩道はツライチで段差がないし、歩行者も街路樹の木陰になっているほうを通るのが自然というものでしょう…。拡幅の前より危険は減ったと思いますが…。
一方、並行する市道では、自転車と、藤白台が誇る高齢住民がバッティングし、何年か前には当時の自治会長さんが横に広がってくる自転車を両手を広げて止めて注意したという武勇伝も…(これが誰だったのか、本当にそんなことがあったのか、伝説化していてわかりませんが)。
こんなに道が広いのに、広ければ広いで贅沢な悩みかもしれませんが…。
日本の交通事情の中で自転車はいつも中途半端な位置づけで、利用者は気の毒な気もします。(僕は運動オンチなのと足がつるので自転車は使いません。)
自転車といえば2008年のオリンピックは大阪も立候補していたことがありましたが、もし大阪が北京に誘致で勝っていれば、万博公園が自転車競技の会場候補地でした。…って、大阪が立候補してたことももう皆忘れてるでしょうね…とほほ。
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