はてしない意志
- 2007/1/25
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- まちづくり, 建築
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突然ですが神戸の明石海峡大橋(1998年開通)。高速道路からは見ることがない、橋の真下・淡路側からのアングルです(ここは一般道ぞいの公園で誰でも入れます)。
海にまっすぐ突き出した、巨大な鉄の構造物。僕が子供だった40年以上前から「夢の架け橋」と呼ばれ、やはり「夢の超特急」と呼ばれた新幹線と対をなす巨大プロジェクトでした。大人になってわかることは「夢の架け橋」も「夢の超特急」も「巨費を投じてそんなことを…」という批判もまた強かったということなのですが、この光景を実際に見ると、ただ圧倒され、「はてしない意志」や「人類の叡智」というものを感じないわけにはいきません。
本四架橋が「悲願」となった背景には、嵐の海で大勢の修学旅行生が亡くなった「紫雲丸事故」(1955年)といった悲しい事実もありました。
千里ニュータウンもまた、「夢の架け橋」も「夢の超特急」と同じ時代に始まった「夢の計画都市」でした。この町を作った人たちの胸にも、やはり「はてしない意志」があったからこそ、1160haもの新都市をつくることができたのではないか?そんな「時代の精神」を感じさせられました。
コメント
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コメント (2)
以前に居酒屋で隣のおっさんが「明石海峡に橋を作ろうと穴掘ったから震災が来たんや~!」とへべれけで言ってたこと思い出しました....(^_^;)
明石海峡大橋渡ると気持ちいいですよね。もう少し利用金が安くなりばもっと淡路島に行きたいと思うんですが...。大橋の本州側に高速のバス停がありますが、その真下がJRの舞子駅ということもあって、一般の車がよく止まっています。ほんと危ないので何か対策が必要ではと思います。
あまり知られていないと思いますが、確か淡路島は年間降水量が少なく、この明石海峡大橋のに大きな水道管が通っていて本州側から水道水を供給しているという話を聞きました。橋はいろんなものを流通させることができるんですね。
この写真で右上に見えてるのが、たしかその水道管だったと思います。淡路島の人も淀川の水を飲んでることになるのかな?