建替を生き抜く人たち

地域の子供たちのための「おもちつき大会」。つきたてのお餅が食べられる人気行事ですが、ちょうど今年は建替前の住棟(左)と建替後の住棟(右)の前でのシーンとなりました。どちらも府営住宅です。建替前の住棟はもう仮囲いがされて、解体工事が始まっています。

藤白台の集合住宅建替は、住民説明を入れたら2005年頃からですからもうかれこれ15年、「町のつくりかえ」という大工事が、町のどこかで進んできました。公社・府営あわせて藤白台だけで1,000戸を超す大事業です。それはもう、説明会が荒れたり大変な時期もありましたが、工事が進んでくるとどんなふうになるかもわかってきて、若い家族や子供の数も増えてきて、建替の明るい面も見えてきたように思います。「町が工事中であること」に、皆が慣れてきました。

住民はただ受け身に従っているだけではなく、どんな町になったらいいか、工事中の安全はどうするのか、要望も出して、協定書も結んで、自治会も再構成して、引越の荷物もまとめて、これは本当に共同事業なのです。

町は続いていかないといけないし、餅はつかないといけないのです!それができる喜びとともに、2019年がスタートしました。

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