2月末~3月はじめにレポートした佐竹台の公社住宅建替の第2期工事区画が、いま取り壊しの真最中です。
この団地群は阪急電車が新千里山(現・南千里)までだったころ、千里山からの竹林を抜けてパッと未来都市ニュータウンが開け、新しい終着駅に着いた電車を出迎えてくれた団地でもありました。いま、電車の中から取り壊しの様子がうかがえます。
この区画に住んでいた方は、ある方は他の町へ、またある方は第1期(後方)の建替区画に移り住み…少しずつそうやって高層化しながら移転を進め、最後に余剰地を生み出して民間に売る…という手法は藤白台ほかでいま計画されているのと同じ手法です。この第2期ができたら、南側の第3期の方がここに移ってきます。
…と、この区画をウロウロしていたら、ここにお住まいのOさんにばったり出会いました。「藤白台はあとからやるぶん、よ~く観察して佐竹台よりええの作ってや!」と激励の言葉をいただきました。60代で前向きな姿勢、頭が下がります。
40年以上なじんだ団地はいったん姿を消しますが、新しい建物ができて、また逢う日まで…。いつも未来を見てきたニュータウン住民に「いい未来」がありますように。

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