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藤白台北端から北へ…わずか3キロ!「日本で最初のニュータウン」千里ニュータウンに対し、「日本で最後のニュータウン?」とも言われているのが「彩都」(さいと)です。
2004年に入居が始まり早や4年…2007年にはモノレールも伸びてきました。すでに6000人近くの人が暮らしていますが、まだ、道も、モノレールも、街灯も、まっさら感が満点ですね…。
構想は意外と古く万博当時からあり、1982年には「国際文化公園都市」として基礎の位置づけが発表されています。千里ニュータウンが高度成長期の勢いで短期間に建設されたのとは対照的ですが、開発期の時代背景が違うということですね…。千里一帯ではもともと阪急等が宅地開発を行うつもりで古くから用地取得を進めており、この場所が大阪府や国の意向で千里ニュータウンや万博になったため、「換地」として彩都の土地に開発が広がっていった…という話を聞いたことがあります。
高度成長の減速は見えており、ただの宅地開発では「都市」にならないということで、バイオサイエンスの研究機関を誘致し、かつ文化的な機関を集積させる…というコンセプト構築がされました。同時期に進められていた筑波研究学園都市や学研都市の影響が見られます。特に同じ関西の中で学研都市とコンセプトがカブらないように、「バイオサイエンスを主軸にする」という方針が作られたとか…。
彩都の構想は彩都だけで独立してあるのではなく、千里ニュータウン、万博地域を含んだグレーター千里を、住宅地域で終わらせず、文化的シンクタンクを含んだ「都市」に脱却させようという大きな構想の一部に位置づけられています。いわゆる「京阪神千」構想です。
いまオープンしているのは「西地区」だけですが、計画では「中地区」「東地区」がさらに奥に造られることになっており、東地区では新名神高速道路とも結節することになっているのですが…
ということで千里ニュータウンから42年後にまちびらきした「トシの離れた兄弟」(親子か?)彩都の今をしばらくご報告します。
●彩都(国際文化公園都市)建設推進協議会のサイトはこちら
●阪急の彩都のサイトはこちら
●UR都市機構の彩都のサイトは(削除済)
コメント
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コメント (2)
写真はモノレールの(いまのところ)終点の彩都西駅から南方向を写しています。ここの道路はごらんのように制限速度50キロになっています。
彩都にいくときは写っている反対側の道路を北上してきます。この写っている50のマークの反対側の場所で頻繁にネズミ捕りをしていますので、彩都に行くときは駅が近づいたら制限速度を守りましょう。10キロオーバーでも見逃してはくれませんのでご用心を。
今年はネズミ年ですがネズミ捕りに引っかかるのはいけませんね。私は写真を撮るためにクルマを走らせては止め走らせては止めしていたので、逆にそれで叱られるんじゃないかと気が気ではありませんでした。