江戸間の街角?(横浜・港北ニュータウン)

戸建住宅街の中を歩いてみました。
売出中の区画の看板を見ると60坪平均でしたから、100坪平均の千里ニュータウンよりはかなりコンパクトにまとめられています。ニュータウンを比較すると概して、●土地が高い首都圏ほど区画はコンパクトになる。●土地が高くなってから開発された新しいニュータウンほど区画はコンパクトになる。…ということが言えるので、首都圏にあって新しい港北ニュータウンは、サラリーマンが買える値段に抑えるため、ダブルでコンパクトになる要素があるわけです。(首都圏は平均給与も高いですが、それを考えても土地が高い!)
道の広さ、歩道の幅、電柱の位置なども既成市街地とあまり変わりません。民間アパートのような建物も見え、規制はかなりフランクな感じがします。「理想の町を造ろう!」というよりは現実的にこなれた町をめざした印象。民間アパート(たぶん賃貸)を戸建住宅街に混ぜることは、住環境が下がると考える人もいるでしょうが、住民の多様性を生み出すためには、僕はいいことなんじゃないかと思います。ニュータウン=お屋敷街でなくてはならない理由はないのですから…。
…と書いてきて、ひょっとするとこのコンパクト感は江戸間モジュールが影響しているのでは?とも思いました。関西と関東では「畳の大きさ」が違うわけですが、それは室内の広さだけでなく、建物の大きさ、ひいては街区割まで影響する要素を持つからです。僕は東京にも15年ほど住んでいましたが、ニュータウンに限らず、「東京の町に見える」道の広さがあるような気がして、それに準じているんじゃないかと思えるんですよね…専門家じゃないので断言はできませんが…
「家作は関西のほうが立派である」ということは、東京生まれで阪神間に転居した谷崎潤一郎も『細雪』の中で70年も昔に指摘しています。食パンも関西は6枚切、関東は8枚切が主流だし。(関係ないか…)

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