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遠くの町の仲間たち…ユーカリが丘(千葉・佐倉)
- 2009/12/24
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- まちあるき, 交通
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こちらは5月に行ったユーカリが丘。この日は私の50歳の誕生日だったのですが、誕生日もニュータウンめぐりです。
ユーカリが丘は千葉の佐倉市にあり…佐倉って、成田から京成線で30分ほど都心に寄ったところです。印旛沼のすぐ近く!佐倉には千里の「みんぱく」と対をなす「歴博」があるんですよ~。…という話はおいといて、民間一社が開発したニュータウンです。
ここの名物は京成のユーカリが丘駅からポートライナーみたいな(ニュートラムみたいな、ゆりかもめみたいな…)「新交通システム」がぐるっとテニスのラケットみたいに走っていて、それが町の基幹交通になっていること。
で、行ってビックリしたのは、ラケットの真ん中(ガットの部分)が、なんと上新田なんです!…って言っても千里界隈の人しかわからないか…旧の村落を囲むようにニュータウンが造られているんです。Googleマップで見たら緑なので公園かと思ったのですが…村落と田んぼでした。
というわけでこの写真は、右が旧の村落、左が「ユーカリが丘線」とニュータウン。ラケットの真ん中はまだ開発の手が及ばず、くっきりと美しい緑でした。タイムスリップ感満点で、こういうくっきりした対照は、千里ニュータウンでは薄らいでしまいましたね…。民間一社の開発なので、無理して買収しなかったようです。
もうひとつこのニュータウンが最近注目されているのは、少しずつ開発したので町が一挙に高齢化していない、ということ。これも企業体力を考えてのことだったのかもしれないですが、ニュータウンとしては、貴重です。最近は「考える町」というキャッチフレーズも作って、その点を売り物にもしているようです。難しい言葉で言うと、サステナビリティ(持続可能性)ってことですね。
トシをとっても暮らせる町をめざして高齢者施設を集めた一角があったり、そんなに大規模じゃないですが、なかなかたしかに「考えてる」、民間の個性と見識が生きてる町でした。民間の町って面白くて、ホームページとかの情報発信がやっぱり上手ですね~。「売っておしまい」じゃないって、日本の都市開発に一番欠けてることを小粒ながらやっている…その精神は、アッパレです。
コメント
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コメント (4)
稲の苗なんですが、機械植えではなく、手植えですね。
今時珍しいのでは?
よく見ると、苗の線や間隔がビミョーに揺れてますね。写真って、見る人によって気がつくポイントが違うのが面白いです。ニュータウンとの隙間の土地では、機械を入れても効果があまり出ないのでしょうか…。ニュータウンの周辺はまた田んぼで、まさにドーナツのようなニュータウンでした。
たぶん、一戸あたりの面積が広くないのかな、、
機械植えだと、もっと曲がります。手植えは、ヒモを畦にわたして張り、それに沿って植えるので、畦のそばまでこのような形に並びます。
育ちがちょうど右側の村のような所、今は左のような千里ニュータウンにすんでいますので、思わず反応してしまいました。
右側の暮らしもなかなか良いもんですよ。
機械植えだと、もっと曲がるのですか~。細かい仕上げは人間にはかなわないということなんでしょうかね。「ヒモを畦にわたして張り、それに沿って植える」という方法は、吹田市が駅前の花壇や公園で花の苗や球根を植えるときにやっている方法と、同じですね。
http://senri-g1964.at.webry.info/200611/article_3.html
一度現場を見て、それで目がきちんと揃って見えるのかと、すごく日本人的なものを感じました。
http://senri-g1964.at.webry.info/200703/article_22.html
千里ニュータウンは周辺もマンション群になりつつありますが、ユーカリが丘のあたりは都心から距離があるためか、農村はくっきり農村でした。四季それぞれ、きれいなんでしょうね。