- Home
- 日本のニュータウン, 首都圏
- 遠くの町の仲間たち…多摩ニュータウン(東京)
多摩ニュータウンは千里ニュータウンと双璧をなす日本の代表的ニュータウン。これまでも三色彩道によく似たフウの並木道や、近隣センターや診療所村などをご紹介してきましたが、こちらはゴールデンウィークで大にぎわいの多摩センター駅前です。すっごい人!最近よくニュータウンはもう高齢化して老朽化して人口も減って限界集落だ…みたいな報道をするマスコミがあとをたたないですが、こういう光景もちゃんと見て記事や番組をつくってるんでしょうか?
報道の罠っていうのはいたるところにあって、事実というものはウソを書かなくても切り取り方でどんな印象でも与えられるのです。たとえばこれも多摩ニュータウンの一角。
草ボーボーの公園と、生活臭が希薄になってしまった古い団地。この写真だとたしかに限界集落っぽいですが、現実の多摩ニュータウンは上の写真も下の写真も「どちらも」なのです。
多摩ニュータウンは大きくて横に細長く、東西が約15km!千里ニュータウンから大阪都心まで全部ニュータウンっていうぐらいの距離があります。自治体は稲城市、多摩市、八王子市、町田市の4つにまたがっています。しかもそれだけ大きいため、1971年に入居開始して40年近くたっている所もあれば、まだ造っている所もあって、まるでガウディのサグラダ・ファミリアか…?ニュータウンの見本市と言ってもいいぐらい、中にバリエーションがあります。
首都圏にあるためマスコミ報道も入りやすく、何かと注目されてきた多摩ニュータウン。何度訪れても見きれないぐらいの見ごたえがあるニュータウンです。
コメント
トラックバックは利用できません。
コメント (4)
多摩センターって結構都会的な所ですよね。
たしかサンリオ?があったような記憶が。
しばらく永山でプロジェクト赴任していたことがありました。
多摩センターは千里中央と同じぐらいには都会です。ニュータウンの外との連結性でいうとたぶん千里中央のほうが上ですが、多摩はニュータウンの中だけでも千里の2倍以上(20万人近く)人口があり、鉄道も京王と小田急2本が通っています。あとモノレールと。この記事の写真(上のほう)の中ほどから右に行くと、サンリオピューロランドがあります。ゴールデンウィークでものすごい人出でした。永山は多摩センターの隣の駅になりますが、多摩ニュータウンの中でも最初に開発された一角で、千里と感じが似ていますね。
この6月から、永山に単身赴任することになりました。千葉ニュータウンに行く予定が多摩ニュータウンに。どっちにしてもニュータウンなんですが、全然違いますね。千里よりも起伏がある感じがします。
永山は多摩ニュータウンの中でも最初期の開発で、一部建て替えられた団地もありますね。歩行者動線と車道がはっきり分離している点は、千里ニュータウン後期(西半分の6住区)と共通した設計になっています。永山→多摩センター→南大沢と西に向けて開発が進み、稲城市部分の若葉台は一番新しいです。