天の子
- 2011/1/10
- 藤白台
- まちあるき, 公園, アート
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千里ニュータウンの中にはたくさんの彫刻や現代アートがありますが、これは知っている人が少ないかもしれません…千里北公園の上のほうに立っている「天の子」(山脇正邦作)です。赤ん坊を高く掲げるお母さんの姿。昔は子育て世代がいっぱいいた千里ニュータウンらしい作品です。千里のパブリックアートは抽象的なものが多いですが、この作品は具象。すごくわかりやすいです。
昔からこの位置に立っていたのですが、昔は周囲がもっとすっきりしていたのに、手前の斜面や周辺に植え込みができてしまい、よく回り込まないと、せっかくのわかりやすい造型が十分に見えない状態になっています。でも子供を高く掲げる姿、いいですね!
千里はこれから建替が進んで若い世代を呼び込めるか?ということがテーマになってきますが、さわがしくなるとか言わないで、子供を皆で見る町にもう一度したい…という趣旨で、僕が代表をやっている千里市民フォーラムでも2月にイベントをやります。(ちょっと宣伝)
もう40年近くも昔、この彫刻のまわりで小学校4年生のクラスの同窓会をやったことがあります。僕らを担任したあと、郷里の九州に帰った男の先生がひさしぶりに大阪に出てくるというので、この丘の上に集まりました。先生は「みんなもずいぶん大人になって、大人の話ができてうれしいぞ!」って励ましてくれたのですが、たしかそのころまだ小学校6年生か中学校1年生ぐらいだったんですよね…先生もまだまだ20代だったはずです。みんな「天の子」だったんだなあ!
千里にまた子供の声が多くなることを願って、しばらくこのトップ画像でお楽しみください。
千里ニュータウンのことが1月9日付の朝日新聞の社説で大きく取り上げられました。スパイスも効いていますが大きな趣旨は僕も賛同です!内容はこちらからどうぞ。
コメント
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コメント (2)
あらあら、本のコマーシャルをしていただき、ありがとうございます。
今日は丹波でお泊まりです。さむーっ!
ちょっとためしにやってみました…千里ニュータウンの本は売れてほしいですから!