座れる町は、いい町だ。

「路上のイス」シリーズで調子に乗ってもうひとつ…。「藤白台二丁目」のバス停に、藤白台地区福祉委員会が寄贈したベンチですが、もう1ヵ所、三色彩道の坂道の途中にも設置されています。この坂はほんとにきつくて、ある説では千里ニュータウンで路線バスが上るルートの中で一番きつい坂だとか…(ほんとかどうか、たしかめていません)。バスがきつければ人にもきつく、この坂の途中にベンチを置こう!という発案は、ほんとに実感こもってるな~。坂の真ん中より少し上あたりに設置してあるのも、よく考えてます。これから三色彩道のフウが色づいたら鑑賞の特等席になるでしょう。
屋外でちゃんと座れる場所がある町は、いい町なんじゃないでしょうか。ひところ若者が屋外のどこでもしゃがみこむのがいかんと問題になりましたが、あれは一種の「むほん」だったんじゃないか?と僕は思っています。つまり、バブルの頃に日本人はさもしくなって、屋外の座れる場所をみんな有料の商業空間にしてしまった…。しんどい時に出かけると、カネを払わないと座れない町になってる町が、とても多いような気がします。ところが高温多湿の東アジアでは、「外でしゃがむ」のは、もともとある文化なのです。それを体が求めるからです。少し寒いヨーロッパでは、そんなことやってると冷えてしまうから、少なくとも「しゃがむ」ことはバッドマナーとされた。でも日本では欧米の文化を持ち込んでも気候が違う…それで欲望に正直な若者は「そんなルールはなし」にしてしまったのではないのか…?
高齢化の世の中でもあるし、無料で腰かけられる場所をつくることは、りっぱに「まちづくり」だと言えるんじゃないでしょうか?(そういえばずいぶん前にこんな記事も書いたことがありました…同じこと2回書くのは僕も高齢化だな!)

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