帰ってきたときガッカリしない町に(ブログ10周年)
- 2016/8/14
- 藤白台
- まちづくり, 公園
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最近は年に数回しか更新せず、それも「お知らせ」がほとんど…になっている枯れた味わいの当「アラ藤」ですが、昨日、開設から10周年となりました!
2006年から2016年へ。この間、藤白台は大きく変わりました。なんといっても大きいのは団地(集合住宅)の建替が進んだことです。北半分の公社住宅800戸は、OPH(公社のモダンな名前)約500戸と、民間分譲マンション約500戸に生まれ変わり、10年以上かかった建替は最後の分譲入居がこの秋に終わります。
南半分の府営住宅は北半分とほぼ同数の建替がまだ続いていて、あと5年以上はかかりそうです。1,000戸以上の(人が暮らしている)住宅を造り直すという、まさに「大プロジェクト」ですが、この間、私も自治会やら何やらでもみくちゃになりながら、とにかく藤白台、ニュータウンが「いい形で続いていくこと」を考えてきました。さすがにこれだけの新規住宅を供給すると、明らかに「若い家族」が増えてきました。藤白台を楽しんでほしいなあと思います。
きのうはちょうど、地元の公立中学校(って一つしかないけど…)の学年同窓会でした。忘れないようにオリンピックの年にやることになっているのです。卒業から41年、ばらばらに散っていった同級生もちらほら戻ってくるようになりました。僕らはこの町に育てられて、帰ってくる場所があるのは幸せなことだと思います。それは「あたりまえのこと」じゃないんです。
町は生きているかぎり、姿を変えていく。同級生だって「アラ~若いわ~変わらないわ~」「いやいやそっちこそ!」なんて言ってても変わらないってことはありません。それはお互いさまで誤魔化してるだけです。でも、再会したとき、ガッカリしないようではいたいというか、「変わったけど本質は変わらないな」っていうのが理想的なんじゃないでしょうか?僕は藤白台やニュータウンが「今に生きる」ために変化を恐れず、でも本質は変わってなくて、本質を守るためには外形は変わってもいいんじゃないか…と思います。時代はどうしたって、変わるんですから。
「今すぐみんな帰っておいで!」っていうのは無理だとしても、せめて帰ってきたときにガッカリしない町であるように、これからもいろいろやっていきたいなと思います。あ、本も書いてますからね。だいたい75%ぐらいは書けた感じ…。早くしなくちゃ、10年なんてあっという間ですね。(8年前にすでに宣言しているじゃないか…汗)
写真は今年新装なった、ふじのき公園の「すべり台」です。このタイプの「ジントギ」(人造大理石)って、今は職人さんが少なくて造るのが難しいらしいですが、ひびが入っていたものを50年前と同じ工法で一から新調し直していただけました!自転車やボードなどで危険な滑り下りができないように、黄色のバーがつきました。地域の愛着が届いたようです。遊びに来てくださいね!
コメント
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コメント (4)
自分達の頃よりも立派に見えます。黄色の柵が今を反映してますね。
まさかこのすべり台が「補修でなく同じ仕様で再新調」してもらえるとは思いもよりませんでした。子供がまた集まってくるようになっていますよ。
今でも順番待ちの光景が見えるのでしょうかね
まだ順番待ちするほどじゃないですが、建替の順番がだんだん南のほうに移ってきているので、これからまだ子供の数は増えるでしょう。ただ藤小はパンクしない程度に上手く収まっています。