豊かな消費生活を求めて(カザフスタン・アスタナ)

こちらは「メガ・シルクウェイ・ショッピングセンター」の駐車場側出口。広い駐車場が広がっていて、煌々とあかりがついていて、新しくてきれいで、ここに来ている人たちは豊かなんだろうなーと思わせられます。クルマもけっこうきれいです。駐車場の向こう側には路線バスのりばがあって、ちょっとあやしい白タクもたむろしています。(そのあたりがまだ、社会基盤がイマイチな感じはしました。)

しかしともあれ、この国はどんどん発展していくでしょう!…と、日本だったら1960年代的な未来観が成り立ってしまいそうなのが、この国です。

そしてこういう「物質的な豊かさを求める気持ち」は、誰にも止められないんじゃないかと思えてしまいます。やっぱり初期の千里ニュータウンみたいに、路上販売で野菜買うより清潔な店で買いたいですよね?

このショッピングセンターの向かいには公立のナザルバエフ大学もあり、筑波大学と協定を結んでいます。初代学長は日本人です。

国が発展していくという未来観は、日本ではいつの間にか、かなり疑い深いものになってしまいました。しかしここカザフスタンでは、そういう気持ちを思い出せそうな気分になるのです。

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