万博から発展する新都市(カザフスタン・アスタナ)

アスタナではまだ、都市内交通としての鉄道はありませんが(計画中)、国内外を結ぶ長距離移動手段としての鉄道はあります。そして旧中央駅とは別に、万博を機に新中央駅がオープンしました。大阪駅と新大阪駅のような関係でしょうか。

まさに新幹線の駅のように立派ですが、まだ周囲は何もできていません。ここへ行く手段も乏しくて、タクシーに乗ったらまた運転手が英語がわからず苦労しました…。iPad見せれば行きたい場所は指定できるんですが、支払のときにわけがわからないことになるのです(アスタナのタクシーは、まだほとんどメーターがついていません)。

開発中の原野の向こうに、発展するアスタナの市街地が浮かんでいます。駅を出てすぐの街路は立派だけど、そのすぐ向こうは、沼!(夜は来たくないな~)

何もかもちぐはぐで、しかし可能性にあふれていて、最近の万博は、そういう国がやるか、安定した運営ができる老舗国がやるか、どちらかですね。世界の「開発の先っちょ」を見ることができるのも、万博やニュータウン見学の楽しみかもしれません。

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  1. 2020年 8月 21日

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