カポレイはハワイの新オフィスエリアになれるか?

(2019年8月に訪問した時の記録です。今は籠っています!)

観光客も都市機能も集中してしまっているホノルルから西へ約30キロ。都市機能の部分を展開させて、副都心的な位置づけにしようとしているのが、カポレイ地区です。日本で言うと…つくばというか、幕張というか?1990年代から開発が始まった、新しいエリアです。オフィスエリアと住宅エリアに二分され、写真は建設中のオフィスエリア。まだ空き地だらけで、道は広いけれどクルマも少なく、なんだかのんびりしています。

ホノルルとの間には、高架の高速鉄道が建設中…これがまた工事が遅れているうえにカポレイの駅はずいぶん端っこの離れた場所にあるのですが…。(明治時代の日本か?)ホノルルとの真ん中には、ハワイの玄関口、ダニエル・K・イノウエ国際空港や、パールハーバーがあります。

オフィス街の建物は、軒庇のついた中層の少しクラシックなデザインに統一されています。今ここにあるのは、郵便局、公共図書館、社会保険事務所、大学、交通局、政府の出先機関、裁判所、少年鑑別所…民間というよりは公的な施設が目立ち、この町の開発が公的に主導されていることが伺えます。映画館やショッピングモールだけが、町の外から島の人が訪れそうな施設でしょうか。

「立派なんだけど、スカスカしている」町並みの感じは、計画的に新しく造った町の特徴ですね。ニュータウン育ちには、ちょっと萌えます。

たしかにここは、観光客は来ないでしょう。それが狙いです。住民の生活エリアと観光エリアが重なってしまうと、京都にしても湘南にしても地元民は生活の効率が下がって大変なことになります。たとえば、渋滞

ハワイで初めての高速鉄道の導入は、画期的なことではあるのですが、すっごく離れた場所でとりあえず終点になりそうなのは、大丈夫なのかな?日本の感覚では鉄道を突っ込めそうな空き土地は、いくらでもあるのですが…。「鉄道を中心に町を造る」という感覚が、ないのかもしれませんね。

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