まちびらき50年の親近感(ハワイ・ミリラニ)

ニュータウンを仕切ってる感じのコミュニティの管理事務所へ行って、友達の助けも借りて「日本のニュータウンから来たんだ!この町の資料なにかちょうだい!」とアピールしたところ、住民にたぶん配付しているのであろう情報誌と、なんと「まちびらき50年」の記念プログラムをいただきました!

情報誌のほうは月刊で、オールカラーで32ページ。すごい充実ぶりです。広告もいっぱい入っています。管理委員会からのメッセージ、お知らせ、イベントガイド、季節の話題、カルチャー教室の生徒募集、地区別の「査察」スケジュール(住民がちゃんと町のルールを守っているか、巡回査察があるようです!)…まさにこれが「町の力」というやつです。藤白台も頑張らなくては…

50周年の記念プログラムは、「1968-2018」とあり、昨年が50周年だったようです。千里とほぼ同期だから親近感わきますね~。ちょっといい紙で、記念イベントのプログラム、祝辞、写真入り年表、初期住民の思い出話など、「ニュータウン民」としては心を鷲掴みにされる思いです。思いはどこでも同じだなー。ざっくり読んで思うのは「ファミリーの町」だということが強調されていること。日本では世帯の小型化はニュータウンに限らず進んでいますが、ハワイでは出生の多さもあって、昭和的なファミリー像がより強く生きているようです(5月に訪ねたオーストラリアでも出生率は高く、「昭和的」だという話は聞きました)。

日本では2012年の千里に続いて、2017年の泉北、2018年の高蔵寺、2021年の多摩…と、大規模ニュータウンの「50周年」が続きますが、そこで横断的に切り取ってみると、町の個性が浮かび上がってくるでしょう。

写真の後方に見えている、まちづくりに関する「ルール」や「より良いコミュニティのための権利と責任」はコピーの出力ですが、誰でも取れるようにラックに無造作に入れてありました。こういうところが「民主主義の分厚さ」を感じますね。

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