魅惑のホーカーズ(シンガポール・アンモキオ)

(2018年7月に訪問した時の記録です。)外食習慣が浸透しているシンガポールで、団地の地区センターにも必ずあるらしい「ホーカーズ」。観光ガイドでは「屋台村」という訳をつけているものが多いようですが、ここアンモキオでは調理場は立派な建物に入っているし、客席部分は半分オープンテラスのような構造で「町の食堂」という感じのほうが近いのではないでしょうか。

前にご紹介したトアパヨのよりも、町が20年ほど新しいのでモダンな感じに見えますね。こうなるとやっぱりフードコートと呼びたくなってしまいます。

カウンターと客席部分の間は通り抜け通路が確保されています。「屋根の下を伝ってどこでも行ける」ことを、非常に重要視しているようです。

イギリスの田園都市ではコミュニティの中心に教会があり、日本の千里ニュータウンでは(昔は)コミュニティの中心に銭湯があり、旧社会主義国の団地ではコミュニティの中心に工場があり(聞いた話)、シンガポールではコミュニティの中心にホーカーズという大衆食堂がある…。

と考えれば、シンガポールは社会主義国的な感じもするけど、やはり南国としての性格が勝っているのかなと思いました。

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