団地屏風絵巻(シンガポール・プンゴル)

(2018年7月に訪問した時の記録です。)プンゴルは町の東半分から開発が進んでいるので、まず新交通システムの東回り線に乗って、「できている部分」から見て回ります。地形はほぼ平坦。高層棟がびっしり建っている感じですが、新交通システムを降りて、ワンブロック中に入ると、引き込まれた水路に沿って「ウォーターウェイ・パーク」が設けられ、「ああ、こちらがオモテなんだな」という景観に出会えます。(上の写真)

2018年7月20日付で一度出していますが、2枚目が新交通システムぞいに撮った写真。比べると、完全にこちらが「ウラ」ですね。非人間的な印象すら受けてしまいます(ガラス越しに撮って色調が変わっている可能性があります)。この軌道は高架で、幹線道路の上に乗っかっています。これは一種の「囲み型配置」の思想と言えるのかもしれません。

ここまでやるのか…と思ってしまいますが、積極的な移民政策と、限られた国土。「高密度でも快適に」が、シンガポールのニュータウンに課せられた使命です。

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