レッチワースのゴミ集め(イギリス)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)数回飛びましたが、その前からの続きです…。レッチワースを散策していて、大変貴重な光景にめぐり会いました。ゴミ収集のシーン(そんなに早朝に行ったわけではないですよ)。あこがれの田園都市でも、当然ゴミは出るのであります。

片側に車輪がついていてゴロゴロ引っ張れる背の高いケースと、何か分別しているらしい小さなボックスに分けられていて、日本のよりはるかに大きな収集車がゆっくりと走ってきて回収していきます。基本は日本でやってるのと同じように、収集車の後ろ側に人力で放り込めるようになっていますが、大型ケースは持ち上げなくてもいいように規格化され収集口の高さと合うようになっています。分別ゴミは別に投入する口がついていました。

どの家でも同じケースを出していたので、これは収集車とセットでシステム化されているのでしょう。背の高いケースが車輪付きで引っ張って出せるということは、各家庭のバックヤードと道路の間には「段差がない」ということです。あんなもの持ち上げたら、腰を傷めます…。収集員はイギリス人にしてもかなり大柄のようでした。

コミュニティによる(私設の)超立派な財団が町を仕切っていて、「自治体」というものの担当範囲がどうもよく見えてこないレッチワースでしたが、ゴミ収集はどちらがやっているのだろうか…?残念ながら調べきれていません。収集車のロゴなりを、もっと確認しておくんだった。ゴミは自治体なのかな?ああもっと英語ができれば…。(つづく

●追記
イギリスに明るい方からご教示あり、広域自治区域であるNorth Hertfordshire District(郡に相当?)が、ゴミ、リサイクル物の管理をしていることが判明しました。こちらからアドレスを入れると確認できます。「財団はゴミ処理はやっていない」。レッチワースの自治体の姿が、ようやくおぼろげに浮かんできました…。

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