田園都市のゆりかご(イギリス・ウェリン田園都市)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)こちらは町の一角に立っていた案内板。HANDSIDEというのは地名で、ウェリン田園都市の中で最初に開発された地区ということのようです。千里ニュータウンで言えば佐竹台、多摩ニュータウンで言えば諏訪・永山、泉北ニュータウンで言えば宮山台のような位置づけでしょう。CRADLEは「ゆりかご」ですね。洒落た言い方するなあ。

こういう説明板が道端に立っていて、1世紀前からの由来が誰にもわかるようになっています。(説明板自体はわりと新しいもののようでした。)50年たったらオールドタウン…などと意気消沈しているのとは、ずいぶん違いますね。

住民自身が、これまでの歳月を誇りに思える仕掛け、けっこう大切なんじゃないでしょうか。説明板で町の誇りが育つならば、安いものだと思います。(つづく)

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  1. 2021年 8月 22日

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