エスニック化するニュータウン(イギリス・ウェリン)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)ウェリンのニュータウン側の街角を歩いていると、突然こんな看板が出てきました。FISH &CHIPSとも書いてあるけどCHINESEのテイクアウトもあって(イートインはないようでした)、屋号も漢字と英語の併記。色も派手です。中国系の人がやっているのでしょう。コンパクトな建物は店舗と住宅併設のように見えます。

ウェリンでは、はっきりと「近隣センターだな」と「認定」できる一角は見当たりませんでしたが、お店が2、3集まっただけの小規模なユニットはあって、ここも、このお店と薬局とコンビニが並んであり、その前にはバス停がある…という構成になっていました。

いかにもイギリス風な(かなり景観に厳しそうな)町の中に突然派手な看板が出てくると「これは許されているのだろうか?」と思ってしまいますが、ニュータウンというのは「あとから来た人たちの町」でもあって、そこにエスニックな要素が入り込んでくることは、当然ありうる話です。

田園都市ニュータウンがハイブリッドになったウェリン見学はこれで終わり。次の町に行かなくてはなりません!

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