クリスマスをまとうニュータウン(つくば)

10日ほど前、コロナ禍の収まっているうちに首都圏のニュータウンの最新事情をチェックしてきました。新幹線に乗るの、2年ぶりだ~。こちらは、つくば。ポストモダンの聖地と言っても過言ではない「つくばセンタービル」のサンクン・ガーデン(沈下式広場)です。周囲に対して広場が下がっている…千里で言うとセルシー広場みたいな造りですが、底が地平レベルで、地下ではありません。(という点も、千里中央に似ているな。)

12月で、美しい照明にもかかわらずひとけがありませんが、筑波研究学園都市では公務員住宅の大量廃止と民間売却、2005年の鉄道(TX)開通による人の流れの変化など、大きな節目を迎えています。この広場の下にあった飲食店モールは、つくば市の外郭団体がシェアオフィスなどに改装を進めている最中です。

しかし…(こんなこと言っちゃいかんのだが…)人のいない人工都市って、美しい…。にぎわいのある駅前に戻ってほしいものですが、これはこれで、今だけの稀少価値だと思って見とれてしまいました。あかりがつかない公務員住宅の高層棟は、再利用されるのか解体されるのかわかりませんが、ねぎらいの言葉をかけたくなります。

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