ワシントン椰子は健在(南千里駅前)
- 2022/6/7
- ニュータウン内, 千里ニュータウン
- 自然, 地区センター
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千里ニュータウンが南千里駅前から開けていった頃を知っている私には、やはりこの駅前は「ニュータウンの玄関口」というイメージがあります。その入口でがんばっているのが、このワシントン椰子の並木。ずいぶん高くなりました。(2009年当時の写真と比べても…ほら!)
1960年代の新しいものの形容と言ったら「外国みたい」が最高の誉め言葉で、さらに「外国=アメリカ」でしたから「アメリカみたい」という形容が本当に使われていましたが、この外来種の並木は、その形容にぴったりでした。今では在来種尊重の流れに変わっているようですから、こういう植栽はしないのでしょうね。「中央分離帯のある一般街路」自体が郊外では稀な存在で、それはまさに「未来都市」「計画都市」のイメージでもあったわけです。
ワシントン椰子も最初から背が高かったわけではなく、驚くほど小さかったわけですが、この街路から阪急バスが、ニュータウン中に若いお客さんを運んで行ったのです。
周囲の建物もすべて建て替わった今、このワシントン椰子には「ニュータウン開発当時の生き証人」としてがんばってほしいです。
コメント
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2022年 6月 10日トラックバック:泉北が千里の「続き」だと感じる一角 | アラウンド・藤白台
当時、そばにあったスーパー「オアシス」のイメージで椰子が植えられたのではと思います。最近は台風が来る度に倒れるのではと心配しています。
手前と途中の木が低いのは、倒れた分を植え替えたのではないでしょうか。短い区間なので同じ樹種で維持してほしいものだと思います。右も左も建物が高層化して、風の通り道のようになっていなければよいのですが。