昔からあるような新風景(南公園→スター遠望)

竹見台に現れた新スター(風)ハウス、千里南公園の定番スポット…牛ヶ首池の北側からは、どんなふうに見えるのでしょうか。

…コロナ禍など忘れるようなのどかさ、右手に見えているのが新棟です。建物の上にまだクレーンが乗っています。北側から見るとこの新棟が完全なスター(Y 字型)ではなく、「へ」の字型を2つ合わせたような変形ツインコリドーになっているのがわかります。建物のプロポーションは、微妙には変わっています。

このアングルは昔から、千里ニュータウンの紹介には何度となく出てきました。たとえば田中角栄が書いた『日本列島改造論』の最終カット!(なんとあの本の最終カットは、千里南公園なのです)。ほぼ同アングルですが、左手のスターハウス旧棟も背が低くなったように感じるのは、手前の公園の樹林が成長したからです。

それにしても、建替が行われても千里ニュータウンの代表的景観が「継承されている」と感じられる建替は、やはりいいものだと思います。ニュータウンも半世紀を経て、「伝統的景観」を手に入れたのでしょうか。

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  1. 2020年 5月 28日

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