
1981年に開設されてから41年!2階建の小さな建物でがんばってきた北千里地区公民館が、移転のため、いよいよ今月限りでこの建物では終わりになります。新しい建物は、イオンの西側、北千里小学校の校舎があった一角に、「まちなかリビング北千里」として、図書館、児童館と一体になった建物で11月22日からオープンします。
今の建物も1階に小さな図書館は併設されていましたが、正式には「分室」。移転後は「北千里図書館」として格上げになります。
これまで、この建物に公民館と図書館機能が詰め込まれたコンパクトぶりで大変窮屈ではありましたが、公民館は100ものサークルを擁する活発な利用ぶりで、私も2年間運営委員をするなど、大変お世話になりました。使った打合せの回数は数えきれません。
僕が知っているだけで、いろいろなことがありました。吹田市では、旧市内では原則、小学校区ごとに小さな公民館が設置されているのですが、千里ニュータウンでは駅前に大きな(といってもこのサイズの)公民館があり、小学校区単位ではその代わりに「市民ホール」が設置されています。旧市内とニュータウンで施設の設置レイヤーが違うのです。それを旧市内と合わせるために逆転させるという話が市から出たこともありました。でも、100もあるサークルを小学校区単位で分割できる?「市民ホール」は住民の葬儀にも使えるのですが(近年ではすっかり利用がなくなってしまいました)、これを公民館にすると使えなくなる。それはどうする?…という話が出て、結局「入替案」はボツに。
その後、老朽化が課題になり建替が話題になってからも、「北小校舎をコンバージョン(用途変更)して移転させる」→「現地で大きく建て替える」→「北小校舎を撤去して新しい施設を建てる」…と、市長が変わるたびに方針が変転(市長を代えているのは市民なのですが…)。北千里駅前全体の再開発との関係も諸意見出たのですが、「再開発を待っていると10年建て替わらない」と、道路を挟んだ北小跡に移転することになりました。(僕は公共施設を少しでも駅から離すことには反対だったのですが…)
そんなあれこれも、いざ終わりとなると、あっという間です(地域が要望しているコミセンとの関係とか、未解決の課題もたくさんあります)。諸意見が出るのは、ニュータウンの人たちがコミュニティに対して関心が高いということです。この建物、小さな体で、本当によく頑張りました。おつかれさま!一緒に運営委員をした方々を思い出します。新施設も、大勢の人に愛着を持って使われますように。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。