ドバイ郊外のEXPO2020会場跡地。中心にシンボリックにそびえるのは大きなドームです。太陽光を半分透過しながら、「紗がかかった」ような広場空間を下に造り出し、暑さをやわらげるしくみになっています。空気を遮断して完全空調するのではなく、通風性は確保しながら遮光する…のがポイントです。
ドバイの万博会場(跡地)は千里の万博公園も上回る巨大な空間ですが、その中をどうやって快適に移動させるか…という時に、まず重要なのは「日よけ問題」だと見ました。(シンガポールでも町じゅういたる所が片持ち式の屋根付き通路で結ばれていたのを思い出しました。暑い国ではそれだけ切実だということで、日本もやがてそうなるかもしれません…。)ドームを中心に同心円状に区画されたエリア内の「大通り」では、さまざまなデザインの「日よけ」が見られました。
樹木のイメージをかたどって「木かげ」のようなイメージにしてみたり…(シンガポールのこれほど巨大ではない)
日よけのパーツが鳥の形になっているのも楽しい演出。一般自動車は入れず、ゴルフカートのようなミニ電気自動車が無料サービスを行っています。(左の車両はアラブ特有の民族衣装を着た男性が運転していますね。裾の長い服装でも乗りやすく降りやすいです。)
駅からホテルまでの数百メートル、乗せてもらいました!今はガラガラだからこれで済んでいるけれど、万博開催中は「これで全部運ぶ」という発想では成り立たないでしょうね。これ、最近千里でも見かけるぞ?
(2024年3月の訪問記です。)
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2024年 8月 27日
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