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- 古い新しい町と、新しい古い町(多摩ニュータウン・落合)

多摩中央公園の一角、多摩市立グリーンライブセンターから南東を望むと、いったん落ち込んだ谷筋の向こうに、丘の上の団地群が見えます。高層棟がゆったり配置された景色は、千里ニュータウン後期にも通じる感覚ですね。ちょうどお邪魔した2026年3月20日は、この団地の入居から50年の節目の日だったようです!おめでとうございます!
東京都住宅供給公社(JKK東京)の賃貸棟。リニューアル住戸もあり、まだ建て替えないで使い続けるようですね。千里より建設時期が新しければ元の建設規格も向上しているので、同じ築50年でも延命しやすくなっていることが考えられます。
一方、手前の谷筋は多摩ニュータウン建設前からあった「青木葉集落」(今の住所は同じ「落合」になっています)。ニュータウンの一部として取り込まれていますが「区画整理地域」として整備されたのでニュータウンニュータウンした町並みではありません。神社もあります。ただ、こちらのほうが古くからあるので新陳代謝が進んでいて個々の建物は新しくなっています。
新しく開発されたほうが建物が古くなり、古くからの集落のほうが建物が新しくなっているという逆転現象が見られます。
千里ニュータウンの場合は、真ん中にある旧集落の上新田を「除外地」としてニュータウンからばっさり切り分けてしまいましたが(割り切りが早かったのは高度経済成長期のスピードゆえなのか、大阪人が「イラチ」(せっかち)だったからなのか…?)、多摩ニュータウンの場合は「区画整理」という手法を併用してもっと細かく入り組んで共存させている感じですね。
農業を中心に発達した集落は「水の便がいいこと」が大切ですから谷筋を取り、丘の上は新しい住宅地にする…という振り分けは、他のニュータウンでも見られます。
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ランドスケープの観点から「万博レガシー」を考える特集号。超豪華メンバーにまぜていただき、千里万博の近隣住民として60年にわたり変化を見てきた私の講演録も出ています。

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