47都道府県の木(愛知・高蔵寺ニュータウン)

5/17に行われた「第3回ニュータウン人縁卓会議」では、会議にさきがけ、地元の皆さんにニュータウンの中を案内していただきました。
まっさきに案内されたのがここ!ニュータウン住民が全国各地から集まってきていることを記念して住宅公団(現UR)が30年ほど前に植樹した「47都道府県の木」の一画です。千里の住民も出身地は全国に広がっていると言われていますが、高蔵寺も同じなんですね…。
千里については1966年に吹田市の出張所が行った「前住地調査」があり、過去一年の間に山形県を除く45都道府県から転入があったという新聞報道があります(沖縄は当時復帰前だったので集計外)。9割の前住地は近畿圏ということになっていますが、田舎から大阪に出てきて大阪市内で就職し、ひと段落ついてから結婚などで千里に来た人は調査では「前住地:大阪市」となってしまうので、実際の出身地はもっと散らばっていると見るのが妥当でしょう。
高蔵寺の「47都道府県の木」は、集めて運ぶのにも育てるのにも苦労されたようです。(ちなみに大阪府の木は「いちょう」でした。)ばらばらな場所から寄り集まって、ひとつの町をつくってきた歴史が刻まれた、ニュータウンらしい一角でした。
今じゃ皆さん、すっかり板についたナゴヤ弁で話してみえたデヨー。(すんません!大阪人はなにかオチをつけないとおちつかなくて…)

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