今年は吹田市では一週間早く小学校の夏休みが終わってしまいましたが、子供が通らない間に…という配慮で区間を切って改装工事が進められてきた公社敷地内の「ふれあいの道」。
まずできた南半分の区間がいい感じなので「塀や柵なんか立てないで…」と書いたら、なんとその翌日にフェンスが立てられてしまいました!アチャー!なんのために赤いコーン残してあったのか、もう少し考えるべきだった…
それにしてもなんて無粋なことするんだろう…。このフェンスを境界に左は公社敷地のまま、右は民間に売られる「再生地」に分かれるわけですが、まだコンペ中で売り先は決まっていないし、売れる前から公社のほうからフェンス立てなくていいのに…。
フェンス右の桜の右はすぐに擁壁と土手になっていて、ここにフェンスを立てなくても再生地にツーツーで入れるような地形じゃないのです。フェンスと擁壁の間にある桜並木も、桜の下のベンチも、(誰も遊んでなかったけど)ささやかな遊具も、意味なく囲われて近寄れなくなってしまいました。
町を切り売りにするようなリニューアルなら、僕は反対です。町の真ん中を柵だらけにして何が面白い?建替も再生地を売ることも、それ自体は僕は反対はしないですが、ニュータウンは敷地がつながっているからこそ、気持ちがいいのです。
それともこれは…再生地の建替工事の間、もっと無粋な塀など造らなくてもいいように、あえてフェンスを公社のほうで造って、桜への見通しは確保する…という「配慮」なんでしょうか?このフェンスがまた、仮設なのか永久なのかわからないビミョーなグレードなのですが…これまで「ふれあいの道」のところどころにあったフェンスよりは、よほどちゃんとしています。
これは工事の間に桜を守るための「仮フェンス」で、再生地も全部工事が終わったら撤去されてまた桜の下のベンチに座れるようになると…思いたい…
容積率や建蔽率や北側車線や日影線やセットバックだけじゃなく、こういうディテールをちゃんと話さないと、「日本で最初のニュータウン」の名が泣きます。
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