新盤浦(sin-banpo)団地に隣接する高速バスターミナルと一体になったショッピングセンターにやって来ました。ここは「都心」ではなく、ちょっと郊外の…千里中央とか江坂に似たような立地の拠点のはずなんですが、やけに立派です。デパートもぴかぴかしていて、平日の昼間でもゆとりありげな皆さんでにぎわっていて、千里阪急というよりは梅田の阪急じゃないかという感じです。

この一帯…漢江に沿って西から瑞草区、江南区、松坡区と続く3区は江南(Gangnam)と呼ばれ、1980年代を中心に集中的に開発され、今ではソウルの中でもリッチなエリアとして「鳴らしている」ということです。首都の郊外と都心の結節点でリッチと言えば、二子玉川にたとえるほうが近いかもしれません。『江南スタイル』というヒット曲(2012年)でエリアのステイタスが定着したという点でも、金妻で有名になった田園都市線沿線と近いものを感じます。

お昼も近い時間にお茶を嗜んでおられるのはほぼ女性ばっかりで、男性はこの時間にどこで何をしているのか?と想像すると、ややせつない気分になりました。

周囲は高層の集合住宅がぎっしりなんですが、高密度化して人口密度を上げれば、商業にもにぎわいが出てくるということもあるでしょう。いや、それにしてもここはやっぱりリッチだな。

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. 2020年 5月 02日

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る