ハワイで現実逃避!(去年の写真です~)

晴れてても、降ってても、暗~い気持ちの昨今。SNSでも皆、イラだってきてますね。STAY HOMEが第一優先なので、散歩がてらご近所取材も行きにくい雰囲気です(歩かないといけないんですが…)。桜もこの雨で終わりです。

そこで!この機会を利用して、前に行ってまだご報告してなかった海外のニュータウン(ぽいとこ)レポートをやってしまいま~す。こちらはおなじみ、ワイキキビーチ。「楽園といえばハワイ、ハワイといえばホノルル」と言っても過言でないほど世界的な観光地ですが、実は「都市問題」を抱えています。

1950年には約50万人だったハワイ州の人口は、2016年には143万人まで増加。その後やや減少しているようですが、長期で見れば激しく増加しています。しかもそのうち100万人弱はオアフ島に集中しています。+ハワイ州には年間約1000万人の観光客が訪問しています(2020年には激しく減少すると思われますが、2019年時点での考察です)。

島の大半は山岳地帯ですから、ホノルルに局限してみれば、いちじるしい人口集中が起こっているのです。(ワイキキのホテルが高層ビルだらけになるのは、土地が局限されていることと、スプロール化しないように制限をかけているからでしょう。)

これが前にご紹介した住宅ニュータウン…ミリラニ地区の開発された背景ですが、それだけでなく、ホノルルから西へ約30キロのカポレイ地区に、都市機能を分散させようという試みが行われています。次回から数回、ここをご紹介します。

今、ハワイは(日本と同じく)大変な危機に直面していますが、そのような危機がなくても「楽園はない」というのは厳しい現実です。それでも、楽園のイメージと、人々の生活を両立させるためにどのような努力が裏側で行われているかを見ていきましょう。

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  1. 2020年 4月 23日
  2. 2020年 4月 24日

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