2019年11月の韓国行きは、95%がニュータウン見学か団地見学でしたが、「ここだけはニュータウンじゃないけど見たい!」と切望して案内していただいたのが、ここ。あまりにも有名な都心で高速道路を撤去して川の流れを復活させた清渓川(チョンゲチョン)です。
夜になってしまったので、この写真ではインバウンド華やかなりし頃の道頓堀に見えなくもないですが、周辺は、オフィス街。大変ビジネスライクな一画です。
ここは昔は川が流れていたのが、1958年からまずフタをして広い道路が造られ、1976年にはその上に高速道路が乗り…環境悪化のシンボルのようになってしまっていたのを2002年の市長選で「清流復活」が争点になり、高速を撤去して暗渠になっていた川のフタを外して、2005年に復活工事が完成したとのこと。
驚くのは、その決断と実行の速さです。選挙から完工まで、わずか3年。日本で東京・日本橋の高速道路地下化計画は2001年に話が出て、完成予定は2030年頃とのこと…ほぼ30年がかり!どうしてこれほど差がつくのでしょう…?これは果川新都市での建替の進みの速さとも通じるものがあるように思えます。
川沿いにはプロムナードも整備され、ライトアップもお洒落で、たしかに「行ってみたくなる」都市の魅力が存分に演出されていました。
昨今のコロナ対策でも両国の対処は非常に対照的ですが、さて…?
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