千里以上に建て替えている町があるとは…(韓国・果川新都市)

ソウル郊外のニュータウン「果川新都市」でビックリしたのは、千里以上の規模で「集合住宅の建替」がどんどん進んでいること。写真左側は建替済の1団地。建替前はヨウカン型の階段室型5階建だったようです。中央手前の傾斜屋根の低層が10団地。右後方のやや高層が11団地。中央奥に見えているのは高校で、その手前にはわずかに戸建街があります。

ほぼ「団地の番号の順に建てていった」そうなので、韓国の団地の変化がこの1枚の中に見えています。建て替えられた1団地は日本で言うとタワマンぽいですが、ただの四角い塔ではなく、洒落ていますね。画面の手前は果川の中央公園です。

果川は1980年代からの開発なので、一番古い1団地でも、千里よりははるかに新しいのです。それを築40年いかないぐらいで、建て替えて高層化している。建替は必ずしも「古い順」ではなく、8団地の隣の7団地がまさに工事中でした。

しかも聞いた話では、これらの団地の多くは「分譲」だそうです。分譲で、こんな勢いで、もめたりしないで建替が進められるというのは、法的な権利関係や、住居に関する考え方が日本とは違うのだとしか思えません。建替中の仮住まいは中でやりくりしないでいったん外にまるごと移ってもらってから完成後戻ってくるという話なので、そこもドラスティックです。

千里以上の勢いで建て替えているニュータウンがあるとは…。「古くなったら建て替える」のは必ずしも常識ではなく、国によってさまざまですが、これにはビックリしました。ソウル近郊だから「住みたい人はいくらでもいる」というマーケットも成り立つのだろうとは思いますが。

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