千里ニュータウンの中で2番目の住区(1963年まちびらき)であるにもかかわらず、団地建替(ほぼ府営住宅)があとまわしにされていた高野台。
先日用事で行ったら、紅葉の中、府営住宅の建替工事が進んでいました。藤白台の府営住宅と似たデザインですが、入口に鮮やかなアクセント・カラーが置かれています。左の棟は、赤+黄。右の棟は、青+黄。
建替が遅くなるということは、長くお住まいの初期住民はそれだけ高齢化が進んで亡くなる方もある…ということです。すると建替後の「戻り入居」用住戸も必要数が減りますので、「民間に売れる土地」が多くなるということになります。
ただ販売時期の経済状況が悪い時期にあたると、「たくさん供給しても売れない」という、需要側のリミットがかかってきます。「あこがれの千里」であっても「売れば売るだけ売れる」ということが、どこまでも続く保証はありません。(このため高野台の建替計画は途中で修正が入り、部分的に戸建も入るようです。団地を戸建街に建て替えるということは、収容人数を少なくセットすることにつながります。)
高野台は団地建替が遅くなったために、小学校の児童数はかなり減ってしまっています。運動会でも場所取りしなくていい…という「お得さ」もありますが、やはりにぎわいが戻ってくればいいなと、幼稚園と高校を高野台へ通った僕は思います。
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2020年 11月 05日トラックバック:二度生まれ変わる千里丘陵 | アラウンド・藤白台
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