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中心軸は大通り公園(イギリス・レッチワース田園都市)
- 2021/6/23
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- まちあるき, 公園
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(2013年8月に訪問した時の記録です。)町の財団による見学ツアーはミニバスでポイントを回っていただき、そのあとメンバーだけで歩き回って、実はそれでももっと見たくなって翌日一人だけでまた歩いたのですが、このブログでは順番は適当に組み替えてご案内します。
駅から町の中心に向かって貫いているのは「ブロードウェイ」。2本の平行した緑道が細長い公園をサンドイッチにしたような空間で、この通りに面して公共施設が集まっています。むむむー。空間が大きい!しかもバッチリ手入れされている…。緑はあるけど草ボーボーなんてことは、ありません。人がいないのは、8月の真昼間だからでしょうか。マグリットの絵のようだ…。このスケール感は…千里山とも田園調布とも、全然違うぞ。
実はレッチワース、「車道」に関しては、戦後生まれのニュータウンとは違って、さほど広くはありません。クルマ社会を前提にしていない、という点は、田園都市とニュータウンは大きく違います。それでも、クルマがすれ違えないほど狭い、ということは全然なく、「だだっ広くないほどの道幅」が確保されている点は、馬車の通行を想定していたからでしょうか…?(大衆向け量産車の先駆けとされるフォード・T型がアメリカで誕生したのは、レッチワース誕生の5年後です。)
プリティーな町なのに、空間スケールが全然違う。これがまず第一印象でした。(つづく)
コメント
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2021年 8月 17日トラックバック:立派な公園(イギリス・ウェリン田園都市) | アラウンド・藤白台
御無沙汰しております。レッチワース、以前から気になっていたのでGoogle Mapで調べてみましたが、緑道のようなものあほとんど見当たりません。実際はいかがでしたか?
レッチワースは自動車社会になる前に骨格が造られていますから、「歩車分離」という考え方は初歩的なレベルでしかなく、車道に付随した歩道はありますが、独立した緑道ネットワークはありません。戦後に開発された「ニュータウン」では、日本より早くから緑道は造られているようです。日本のニュータウンでも、千里の途中までは独立した緑道ネットワークはありません。
そうですか。誤解していました。そうすると緑道は日本オリジナルということでしょうか?
いいえ、「戦後に開発された「ニュータウン」では、日本より早くから緑道は造られているようです。」というのはイギリスの話です。モータリーゼーションの進展は欧米のほうが早いですから、日本のほうが先に緑道を作ったということはないと思います。都市計画の設計者は、たえず海外の情報を仕入れていました。
そうですか。勉強になります。