商店街はこんな感じ(イギリス・レッチワース田園都市)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)レッチワース田園都市は近隣住区論が理論化される前の設計で、「地区センター」「近隣センター」という商業施設に特化した区画はありませんが、ではお店はどうなっているのでしょうか。

駅前の通りに沿って、ご覧のようにお店や利便施設が連なっています。車道を狭めて歩道を広げ、ややモール化している様子がうかがえます。(Googleストリートビューで確認しましたが、2020年時点でも大きくは変わっていないようです。)目につくのは駐車用の区画が切ってあって…Googleストリートビューを拡大して見ると…(便利な時代になったものだ…)月曜から土曜まで、9:00-17:30の間は1時間までは無料。そのあと1時間以内は戻ってきちゃダメよという仕組みのようです。ちょっとクルマを置き直して、連続何時間も居座るのはダメだということですね。(どこの国でも人の考えることは似ているということです。)

駅前の辻にはこんな一角もありました。わりと新しい感じのアートと、噴水があります。ここも車道を狭めて広場化したんだろうか?「田園都市らしさ」を保ちながら、町の機能はしっかりアップデートしている感じですね。

道路沿いのパーキングだけでなく、Google Mapの航空写真で見ると平面の広い駐車場も何ヵ所もあります。 (便利な時代になったものだ…)

商店街は活気があり、日本の地方都市のように「シャッター街」になっているということは、ありません。市街地の外側に、巨大モールとか、できてないのかな? Google Map で「letchworth mall」と入れて検索すると、「ないことはないけれど、それほど巨大ではない」というところで収まっているようですね。 Google Map ができて、町の調査はものすごく便利になりましたが「行ったような気分になっちゃう」のは、危険ですね…。現地でのまちあるきと、検索の組み合わせで正確に把握したいものです。(つづく

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