テラスハウスの街角(イギリス・ハーロウ)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)ハーロウで一番多い住宅形態は、このような2階建のテラスハウスです。戸建でもなく、5階建の中層団地や高層住宅でもなく。デザインは違いますが、その前に造られたスティブネジ・ニュータウンも同じです。

注意してほしいのは、建物の向きがあちこちに向いている点ですね。これが、千里の府営住宅で大阪府がこだわった囲み型配置です。

千里ニュータウンでも建設当初~1990年頃までは、このようなテラスハウスの府営住宅が、佐竹台、高野台、古江台には多数ありました。しかし構造が簡易で傷みが早く、まっさきに建て替えられてしまいました。その住宅形態が、千里がモデルにしたハーロウではまだ(たぶん原型に近い形で)生きているわけです。

ハイクラスとは言えませんが、手入れはきちんとされています。気候が違うという要素もあるのでしょうが、植え込みも草ボーボーとかいうことが、ありません。簡素でも丁寧に住みこなす。イギリスらしいと言えるのでしょうか。(つづく)

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  1. 2021年 11月 18日

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