生まれ変わるクイーンズ・タウン(シンガポール)

(2018年7月に訪問した時の記録です。)去り難い優雅な「団地遺産」チョンバルをあとに、もう少し建設開始が新しい「戦後派の町」クイーンズ・タウンにご案内します。中国語表記では「女皇镇」。英連邦の頂点におわしますエリザベス女王2世が1952年に即位されたことにちなんだ命名ということで、まことに格調が高い町名です。

チョンバルを造った「シンガポール改良信託(SIT)」が1960年に住宅開発庁(HDB)に改組され、最初に手がけた団地ということですから、千里より少し古いぐらいということになるでしょうか。超高層への建替も進んでいますが、一角では2階建のテラスハウス風の住宅も見られました。まさに世代代わりのシーンです。それにしても芝の美しいこと!

海外のニュータウン・団地を歩いて、韓国やシンガポールでは千里と同じく積極的な建替が進められていることを目撃しましたが、これはやはり人口圧力の高さが町の運命を決めているということになるでしょう。土地がなければ、町は上に伸ばさざるを得ません。入れ物を増やしたあとで人口がピーク・アウトしたら…?シンガポールの場合は、それはひとえに移民政策の成否にかかっていると言って過言ではないでしょう。

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