東京はやっぱりすごいわ第2弾(多摩市立中央図書館)

これは2023年7月の記録になりますが…ずらりと並んだ本棚20台近く!(本棚は「台」で数えます。)これが全部ニュータウン関係の本。こちらは多摩中央公園に新築された多摩市立中央図書館。その一角の「ニュータウン本」のコーナーです。

多摩ニュータウンの本が多いですが、千里など、他のニュータウンの本もあります。図面などもあります。公開されていて一般市民がアクセスしやすい「ニュータウン本」のストックとしては、全国一ではないでしょうか。UR(日本住宅公団)OBの方から大量に寄贈されたものが中心になっているとのことです。受け入れるほうも肝が据わっています。多摩市は、人口の7割弱が多摩ニュータウンに属しているため、ニュータウンの命運が市の将来に直結しており、力の入れ方がわかります。

わが町の千里ニュータウン情報館もこつこつと蔵書を増やして頑張っているけれど、圧倒されちゃうなー。この図書館は新しいし、気持ちのいい公園に面しているし、駅からも近いしということで人気が高く、伺ったときには満席でしたが、いくらでもいたくなってしまいます。昨今のトレンドをとりいれて館内カフェもありますが、図書館は、何と言っても「本が命」です。

地域が受け継がれていくためには、地道な資料の継承がとても大切です。一斉開発→一斉更新のサイクルにはまりやすいニュータウンでは、とくに。50年以内の「近過去」も十分貴重です。「保存と活用のバランス」はたえず課題になるテーマですが、一般市民の目にふれやすい場所で、これだけのコレクションを開放している姿勢には、頭が下がります。ニュータウンは「市民のもの」だからです。

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