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(2013年8月に訪問した時の記録です。)町のシンボリックな中心軸に面してそびえるこの建物、町のパンフレットによれば「Town Hall」と紹介されています。1935年築。典型的なジョージアン様式とのこと。 ジョージアン様式とは18世紀~19世紀前半にかけて流行ったシンプルで機能的なスタイルで、そのあとに続くコテコテの装飾的なビクトリア様式とは対比をなしています。この建物は100年も後に造られているので、過去の様式をなぞっていることになりますね。
最初はDistrict Council(郡議会)の建物として造られ、今は地域のNorth Hertfordshire Collegeの本部事務所として使われていると書いてあるので、 Town Hall というのはその間長く使われた用途ということでしょうか。(余談ですが、大阪市役所前の銘板に添えられた英訳はCITY HALL、も一つ余談に東京都庁前の銘板にそえられた英訳はTokyo Metropolitan Government Office。大阪と東京の都市の気風の違いが如実に出ていると思いました…)
右手には、地域の人たちに娯楽を提供したBroadway Cinemaの建物が見えています。千里で言うと、セルシーのような存在でしょうか。こちらは1936年築で、アールデコ様式。(レッチワース、けっこうミーハーだな…)直し直し、今も映画館として機能しているようです。コロナ感染防止に対策を講じながら上映中とのこと。レッチワースは、歴史と今を同時に生きているのです。(つづく)
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