
旭川まで行って旭山動物園を見ず神楽岡ニュータウンだけ見て帰ってくる、フィンランドまで行って空港からタピオラ田園都市にバスで直行してヘルシンキに立ち寄らない…僕の「徘徊」は「ニュータウンに極端に偏っている」という特徴がありますが、やはり都市全体の構造を把握しないと、「その中でのニュータウンの位置づけ」はわかりません。
で、何人かの福岡在住の知人友人先生後輩などに「福岡市で一番憧れの住宅地って、どこですか?」と聞いてみたところ、皆が口をそろえて挙げた地名が「大濠(おおほり)公園」。たまたま泊まった安いホテルから徒歩圏内だったので、散歩してきました。
なるほど~。ニュータウンとは全然違うしエリアとしても広くはないのですが、別格感があります。低層マンションに置き換わっている区画が多いですが、お屋敷街ですね。東京でいえば、番町、松濤…大阪で言うと…(思いつかない!)都心近接の平たいエリアなので、阪神間の感じとも違います。アメリカ領事館があって、辻々にさりげなく警備の人が立っています。(あれは誰が雇っているのかな?警官なのかな?)
僕に教えてくれた人たちは皆「大濠公園」と「公園」付きで名前を挙げたのですが、住宅エリアの町名は「大濠」。その隣に大きな大濠池を囲んだ大濠公園(公式サイトはこちら)があります。公園が40ha、池が20ha、これはデカい!千里が誇る千里北公園が30ha、それよりも大きい。代々木公園が54ha、砧公園が39haだからほぼ同じ大きさ、大阪で人気の靭公園はわずか10ha…(大阪城公園は100haあるけど)
超都心でも郊外でもない、その間ぐらいの雰囲気なので、代々木公園周辺の雰囲気に似ているでしょうか。南側の六本松エリアにはNHKもあるな。六本松には2009年まで九大の教養キャンパスもあったので学生街の面影もありますが、今はオシャレ化していますね。高校野球で名前を聞く「福岡大大濠」もあります。ふくおかだいおおほり。「文教地区」ということでしょうか。
泊まったホテルが安かったのは都心と反対側で、急にざっくばらんなエリアになるからです。(一晩だけ野球の試合と重なってメチャクチャ高かったー!)
大濠の住宅街は「不審者を寄せ付けない」風格がありますが、公園は、池を囲んで周回の遊歩道があり、大勢の人が歩いたり走ったり自転車に乗ったり…レーンが広くてちゃんと区分されているところが贅沢です。池側には野鳥のエリアもあります。

バランスが取れている…都心の天神まで3キロ弱だから徒歩通勤も十分できます。自転車にはいい距離かも。高級に静まりかえっているだけでなく、健康な感じがするのが、いいですね。住宅街の辻に立っていた警備員は「こんにちはー」と声をかけてきましたが、あれはもちろん牽制を兼ねているのでしょう。3回ぐらい行ったからな。顔を憶えられたかもしれません。

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ランドスケープの観点から「万博レガシー」を考える特集号。超豪華メンバーにまぜていただき、千里万博の近隣住民として60年にわたり変化を見てきた私の講演録も出ています。

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