遠くの町の仲間たち…玉川住宅団地(福島・いわき)

いわき市は1,231平方kmもあり、なんと吹田市の34倍!大阪市の5倍というとんでもない広さ(全国で2番目に大きな市)…その中で、いわきニュータウンとは別に存在するプチ・ニュータウンともいうべき小さな一画が玉川住宅団地です。59haだから藤白台の半分ぐらい。
とはいえ行ってみるとちゃんと集合住宅と戸建の区画のセットになっていて、集合住宅にはいまや人気のスターハウスもあり(かなり状態は良かったです)、区域内に入ると道路が街路樹つきの広い雲型カーブの道に変わるところは、たしかにニュータウン的。小さいけれどこの一画は、多くの大規模ニュータウンと同じ「新住宅市街地開発事業」という法的なしくみで造られているのです。計画人口は10,000人(実際にはそれほどいないでしょう)。
都会では団地萌えと言われる若い人たちも多数出現しているいま(団地のブログやサイトって、検索したらたくさん出てきます」)、誰も訪れることなく、ひっそりと美しく立っているスターハウスは、常磐地方の隠れたヒロインと言ってもいいでしょうか。

関連記事

コメント

  • トラックバックは利用できません。

  • コメント (0)

  1. この記事へのコメントはありません。

好評発売中!

CITY LIFE刊のムックガイド。「歴史文化」「まちづくり」の取材が丁寧で大充実。「北千里を歩く象」の記事で協力しました。こちらから購入できます。

好評発売中!

樹林舎刊の写真集『吹田市の昭和』の千里ニュータウン部分を中心に、コラム執筆や写真のアレンジ、事実関係の確認などを担当しました。限定1,500部。書店でお申し込みください。

好評配布中!〔無料〕

千里ニュータウンの最新状況がわかる「千里ニュータウンマップ2018」の制作をお手伝いしました。このマップは南千里駅前の「吹田市立千里ニュータウン情報館」で配布しています。2013年版も在庫があります。

好評発売中!

吹田市立博物館とパルテノン多摩の2018年共同企画「ニュータウン誕生」の展示・図録制作をお手伝いしました。図録購入(吹田版)はこちら。多摩版はこちら。(内容は同じです)

アーカイブ

ページ上部へ戻る