初回に行ったとき天気が悪くて出直しましたシリーズ第2弾!こんどは帯広の大空団地です。団地名にふさわしい秋晴れになりました!(さすがに大阪から帯広は日帰りはムリでした)
ここが素晴らしいのは「空間の贅沢さ」。写っているのは県営住宅で、開発当初の建物から一度建て替えられているのでまだ新しいですが、2階建で、敷地も手入れのいいグリーンが広がっていて、空間ツメツメの昨今の京阪神や首都圏のニュータウンでは望むべくもないノビノビ空間です。京阪神や首都圏でこんな建て方を今やったら、とんでもない高額物件になってしまうでしょう。いや、高額物件でも2階建ではすまないだろうな…
つまりこれは地価が安い北海道だから(しかも札幌圏以外だから)成り立つのであろうニュータウンのバリエーションだと見ました。
しかし北海道の札幌圏以外では人口は減少していますから、県営住宅は更新の際に戸数を減らしつつあるようです。需要が弱いので、集約・高層化して、余らせた土地は売却するという方法も成り立ちません。それで建て替えると「持ち出し」になってしまいますが、北海道では過去50年間の住宅の耐寒性能の向上が著しく、かつ自然条件が厳しくて家屋の傷みが早いため、内地よりは補修より建替に傾きやすい条件があるようです。
かつて大ブームになった「幸福駅」跡もそんなに遠くありません。「幸福」地域はすごくローカルな場所のようなイメージがありましたが、実は帯広のちょっと郊外ぐらいで、帯広空港も近いです。それぐらいの場所でもJRは廃線になってしまいました。そういう場所の近くに「大空団地」は位置しています。
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