シンガポールのレポートに戻ります。(2018年7月に訪問した時の記録です。)
栄えある北千里住民ですから、都市鉄道の自動改札はとても気になります。シンガポールの地下鉄(MRT)は大阪より新しいので、設備はとてもきれいです。改札もプリペイド式のICカードでタッチして通れます。外国から来た旅行者にとっては、移動の心配事がないのは、大変有難い。その仕組みが北千里から始まったというだけで、世界平和にすら貢献している気分になってきます。
自動改札の横にこんな看板が!「やあ!もし君が身長が90センチより高くて7歳未満だったら、Chid Concession Cardを申請すればタダで乗れるよ!」と書いてあります。concessionは「譲歩」とか「使用権」という意味のようですね。イラストの子供が指さしているグリーンの高さが90センチです。underは「以下」ではなく「未満」ですね。
つまりシンガポールの地下鉄では身長が90センチより低ければ無料なんですが、7歳になるまでは90センチより高くても無料にしてあげるよ、「7歳になってない」証拠にカードを窓口で発行します…ということです。
90センチのラインにセンサーがあって、それに引っかかるとゲートが閉まる(または開かない)仕組みなのかもしれません。(半額料金というものは、ないようです。)
北千里駅に最初に自動改札がついたころ、ゲートで「子供」を区別する仕組みがなかったことを思い出しました。大人が子供の切符を買って自動改札を通ってもわからなかった…しかしその頃は、北千里以外の駅は全部係員がいたから、そっちでチェックできるということだったのだと思います。やがて、子供用の切符を入れるとランプがついて「ピヨピヨ」と鳴るようになりました。
試行錯誤は国を越えて続いていきます。
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