このブログでは速報性は重視していないので、今年(2024年)3月に行った前の旅行のレポートを続けます。
キラキラの非日常空間から落ち着いた団地まで、さまざまな「新都市空間」が見られるドバイ。アラブ首長国連邦として独立してから53年…同じ中東の2000キロ離れた場所では悲痛な戦争が繰り返されていることを思うと、その「違い」を考えないわけにはいきません。
ドバイの観光地を回って気がつくのは、どこにでも絶対君主である首長の肖像が掲げられていること。映像展示などでもトップに首長の威光をうたうパートから始まったりします。ホテルや駅でも「お言葉」が書かれていたりします。観光的な空間と、あたりまえのように同居しているのです。(こちらは新名所ドバイ・フレームの展望階で、右下の白い部分は強化ガラスで真下が見えるんですが、そういうスリルは趣味じゃないので早々に退散しました…)
中でもドバイは石油産業への依存を抑えて金融・通商に舵を切ったことから今日の繁栄を生んでいるようですが、独立からわずか半世紀の変貌を思うと、やはり政治的なリーダーシップの重要性を思わないわけにはいきません。旧宗主国との関係、首長国間の調整…いろいろな要素があるでしょう。資源があるから繫栄するというものでもないと思います。
新しすぎてキラキラすぎて落ち着かない…という向きもあるかと思いますが、ある種「極端な新都市」というのはニュータウンオタクとしては興味を惹かれます。またいつか来られるかな…(ああ!円レートはどうなるんだろう?)
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