戸建のような集合住宅のような(イギリス・ウェリン田園都市)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)2つめの田園都市、ウェリンの住宅街をさまよっていきます。(ああ自由に出歩けた遠い夏の思い出…)レッチワースより街区構成は立派に造られているといっても、建物の高さは2階建(+屋根裏)まで。日本のニュータウンよりずっと低密度に造られています…とはいうものの、あれれれ~?これは戸建にしてはヨコが長いな。

確認してみると、これは、いわゆる「ニコイチ」。イギリスでいう「セミ・デタッチト・ハウス」というやつです。2戸がひっついて1つの建物になっている形態で、戸建よりはお安くなっています。生垣に隠れていますが、玄関は2つあります。煙突はまとめて1本ですね。サンタさんが入るとどちらの家に出てくるのだろう?

こういう形態の家がたくさん並んでいること自体、田園都市は「お屋敷街」「豪邸街」じゃなく、勤労者のための町なんだということがわかりますが、でも3階より高い建物はないんですよね。(この町より新しいニュータウンになってくると、高層住宅も出てきます。)

そして生垣からチラ見えしているマイカーがどれもカラフル!日本では(一時期ほどではないにしても)マイカーの車体色は「白」が圧倒的に人気のようですが、たしかにこういうグリーンの中に置けば、こういう鮮やかな車体色は映えますね。(つづく

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