ロータリーもあります。教会も。(イギリス・ハーロウ)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)ここハーロウ・ニュータウンでは、幹線道路と幹線道路の交点の多くが、ロータリー(ラウンドアバウト)になっています。その大きさは、レッチワース田園都市に1909年に登場した「最初のラウンドアバウト」よりも、かなり大型化しています。幹線道路の交点なので、千里ニュータウンの「ロータリー」よりも大きいでしょう。「北千里駅前」「南千里駅前」「佐竹台二丁目」「東町三丁目」などのクラスの交差点が、環状になっていると思えばいいです。日本と同じ左側通行なのも親しみを感じますね。

千里ニュータウンでは、ロータリーは住区内だけに配置され、計画の変遷をたどると大きなクルドサック(折り返しのための設備)的な役割を期待された形跡がありますが、「環状道路」というモチーフは同じでも役割を変えて導入されたことが伺えます。

そしてこのハーロウのラウンドアバウトに面しているのは「どう見ても教会」です。調べると、カトリック教会のようですね。イギリスのニュータウンは公的に建設されているが宗教施設は排除されていない…ということが、ここでも表れています。

千里とハーロウ、町のパーツ単位で見ていくと表面的に似ている点が多数ありますが、ウラを支えている原理はやはり異なっていて、千里のプランナーは「換骨奪胎」して組み替えながら取り入れたことが伝わってきます。(つづく

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