千里ニュータウンの団地の中でも、とりわけシンボル的に有名なのが、竹見台の巨大高層スターハウス。形状の特異さ、大きさ、阪急で大阪から帰ってくると町の入口で迎えてくれる位置関係…。万博時には一部が「万博外人村」として外国人スタッフの宿舎に使われ、田中角栄の『日本列島改造論』にも登場したなど、逸話の枚挙にいとまがありません。
ところが耐震問題から3棟のうち2棟が建て替えられることになりましたが、このシンボル性に免じて、URでは特別に「スターハウスの跡にスターハウス(風)を建て替える」という前代未聞の配慮をしてくださることになり、その1棟目が立ち上がってきました!左手に見えてるのがオリジナルのスターハウス。
(風)ってつけてるのは、南北軸の部分がツインコリドー風になってるからなんですが、どんな仕上がりになるのか、ワクワクです!「なんじゃこれー、ぱちもんやん…」ってならなければいいのですが…。
現代建築の建替であっても、景色の記憶を継承するという記念すべき例になることを、信じております。
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2020年 5月 24日
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