水晶宮のようなショッピングセンター(イギリス・ウェリン田園都市)

(2013年8月に訪問した時の記録です。)2つめの田園都市であるウェリンでは、1つめのレッチワースと異なり、駅前の商店街は沿道ぞいではなくショッピングセンターの建物に入っています。その名も、ザ・ハワード・センター。田園都市の祖、エベネザー・ハワードにちなんだ命名です。しかも水晶宮のようなガラス屋根の吹き抜けになっているではありませんか。これは万博好きとしても、萌えるところです。

…しかし実はこの建物、建築は1990年。この「らしさ」は、後付けの演出ということになります。それでもいいです!歴史ある町の「らしさ」というものは、再生産されていくものです。

このセンターができる前がわからないのですが、道路沿いに商店が広がらず、ある区画の建物にまとめられているところに「計画の進化」を感じます。そう…少しニュータウンに近づいていますよね。商業用地を区切って「用途純化」してしまう計画は、町が面白くならないと最近では否定されがちですが…

と言っても、最近の郊外モールのように、巨大なものではありません。ウェリン田園都市の人口は、wikiによれば4万3千人となっています(少しデータが古いですが…)。南千里ぐらいの商圏といったらいいでしょうか。

コンパクトで、やはりなんとも上品ですね。そう思って見るからでしょうか?行った時はめちゃくちゃ人はいませんでしたが、「寂れ感」もありませんでした。(つづく

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